またバラ園に戻ってきた。 日が落ちて森は薄暗くなっている。 きっとこれは、ノア様の記憶。 過去にあったできごとなんだ。 ほうきの上から彼と黒百合の女神と呼ばれた女の人の会話を聞いていた。 『黒百合の女神。私の力で戦を終わらせる』 『本当にいいんだね』 『戦いを終わらせるんだ』 黒い髪の美女。 黒百合と呼ばれていた。 ……やめて。 やめてよ。 お願い、ノア様を殺さないで! 『私の力によって、ノア、あなたの魂はこの城に留まり、永遠にラウネルを守る森となる』