階段は、とてもとても長く感じた。

階段を降りた先には、小さな部屋。



不思議と、暗くはなかった。
私たちは、部屋の真ん中に立っている、彼女を見つけた。


「……黒百合の女神、ね?」
「よくできました。簡単だったかしら」