社長に直接呼ばれるなんて、
入社して初めてかも知れない。
いや‥‥普通はただの社員が社長に
呼ばれることなんて珍しい事なはず。
私‥もしかして仕事で何か大きなミスを
してしまったのだろうか‥‥
滞りなく仕事をこなして来たつもりでも
クレームが入ったかも知れない。
何度も往復している場所なのに、
個人的なことというだけで、こんなにも
緊張感が増してしまう。
『こちらで少々お待ちください。』
「は‥はい。」
コンコン
『藍沢です。社長、受付の井崎さんを
お連れ致しました。』
『どうぞ。』
中から聞こえた声に緊張感が
最高潮になり、気を抜いたら体の
震えを抑えられなくなり倒れて
しまいそうだ
『では私はここで‥‥。』
「あ、はい。ありがとうございます。」
姿勢も所作も美しい藍沢さんに
頭を下げてお礼を伝えると、
お待たせするわけにもいかず
深呼吸をした後、扉のノブに手をかけた
ガチャ
「失礼します。」
『やぁ、仕事終わりにすまなかったね。
そこにどうぞかけて。』
えっ!?
どうしてここに筒井さんがいるの?
就業時間内だから冷静でいけないのに、
驚き過ぎて足が固まったように
そこから動かない。
呼ばれたのが私だけでも緊張するのに、
筒井さんがいるということで、
いつもなら安心するはずが、一気に
不安感が増してしまった
『井崎さん、急いで。』
「ッ‥は、はい‥‥すみませんっ!
‥‥失礼します。」
震える足をゆっくり前に出し、
筒井さんが座るソファの右側に
腰掛けると、目の前の社長と目が合い
体が強張る
『そんなに緊張しないで欲しい‥。
少し2人に聞きたいことがあってね。
これなんだが‥‥今朝届いた
メールでね、内容が内容なだけに
話を聞く必要があってね。』
えっ?
‥‥社長宛てに届いたメール?
差し出された一枚の用紙を筒井さんが
立ち上がり受け取ると、表情一つ
変えずに読み終わり、私の方を見た後
そっとそれを差し出した。
「つ、筒井さん‥‥」
『大丈夫だから落ち着いて読め。』
筒井さんが大丈夫だと言うときは、
今までどんなことも大丈夫だって
信じて来たけど、今はその信念が
ブレてしまいそうなほど不安だ‥‥
両手でそれを受け取ると、
その紙に書かれていた内容に
目を見開いた。
入社して初めてかも知れない。
いや‥‥普通はただの社員が社長に
呼ばれることなんて珍しい事なはず。
私‥もしかして仕事で何か大きなミスを
してしまったのだろうか‥‥
滞りなく仕事をこなして来たつもりでも
クレームが入ったかも知れない。
何度も往復している場所なのに、
個人的なことというだけで、こんなにも
緊張感が増してしまう。
『こちらで少々お待ちください。』
「は‥はい。」
コンコン
『藍沢です。社長、受付の井崎さんを
お連れ致しました。』
『どうぞ。』
中から聞こえた声に緊張感が
最高潮になり、気を抜いたら体の
震えを抑えられなくなり倒れて
しまいそうだ
『では私はここで‥‥。』
「あ、はい。ありがとうございます。」
姿勢も所作も美しい藍沢さんに
頭を下げてお礼を伝えると、
お待たせするわけにもいかず
深呼吸をした後、扉のノブに手をかけた
ガチャ
「失礼します。」
『やぁ、仕事終わりにすまなかったね。
そこにどうぞかけて。』
えっ!?
どうしてここに筒井さんがいるの?
就業時間内だから冷静でいけないのに、
驚き過ぎて足が固まったように
そこから動かない。
呼ばれたのが私だけでも緊張するのに、
筒井さんがいるということで、
いつもなら安心するはずが、一気に
不安感が増してしまった
『井崎さん、急いで。』
「ッ‥は、はい‥‥すみませんっ!
‥‥失礼します。」
震える足をゆっくり前に出し、
筒井さんが座るソファの右側に
腰掛けると、目の前の社長と目が合い
体が強張る
『そんなに緊張しないで欲しい‥。
少し2人に聞きたいことがあってね。
これなんだが‥‥今朝届いた
メールでね、内容が内容なだけに
話を聞く必要があってね。』
えっ?
‥‥社長宛てに届いたメール?
差し出された一枚の用紙を筒井さんが
立ち上がり受け取ると、表情一つ
変えずに読み終わり、私の方を見た後
そっとそれを差し出した。
「つ、筒井さん‥‥」
『大丈夫だから落ち着いて読め。』
筒井さんが大丈夫だと言うときは、
今までどんなことも大丈夫だって
信じて来たけど、今はその信念が
ブレてしまいそうなほど不安だ‥‥
両手でそれを受け取ると、
その紙に書かれていた内容に
目を見開いた。



