私の言葉を遮るように、翼が私の唇を塞いだ。 「じゃ、帰る?」 何事もなかったかのように、翼は澄ました顔で言った。 「ちょっ、待ってよ~!!」 翼は、そそくさと歩き出した。 「あのさ……」 「ん?」 歩き出したかと思えば、いきなり止まって、話し出した。 「明後日、、、」 「明後日…??」 「行きたいとこあるから。」 「うん……。」 翼がいきなり、真剣な顔して言うから……。 「帰るか。」 「うんっ!!」 翼は、私の手を握って、再び歩き出した。