「「陽奈お姉ちゃん!ここはお姉ちゃんのお家です。いつでも帰ってきてね!」」 園児たちの可愛い声が重なって、また一粒、雫が流れる。 「みんな、今までありがとう。」 「おはようございます。」 「あ、おはようございます!…陽奈ちゃん、島崎さんが来たわよ。」 …ついに来た。 でも、もう迷わない。 幸せになるから。