「父さん達がどれだけお前を大切に育てて来たと思ってんだよ?紅の代わりなんかいるわけないだろ?もちろん、お前の代わりだっているはずない…。」 コンコン 「失礼します。」 お巡りさんが入ってきた。 「島崎翼くんですか?」 翼はコクンと頷いた。 「今日はもう帰っていいよ。」 「刑事さん、ありがとうございます。」 ママは深く頭を下げた。