急いで、落とし穴の建設現場に戻ると。
血相を変えたお兄ちゃんが、慌ててこちらに向かってくるところだった。
「のぞみ!大丈夫か?」
お兄ちゃんは私を見つけるなり、シャベルを放り出して駆け寄ってきた。
お兄ちゃん。気持ちは分かるけどシャベルを投げないで。危ないから。
「戻ってくるのがあまりに遅いから、心配したぞ」
「ご、ごめん。お兄ちゃん…」
「何かあったのか?転んだのか?怪我したのか?」
「だ、大丈夫だから」
バケツは落っことしたけど、怪我はしてないよ。…まだ。
「それよりお兄ちゃん…向こうに」
「え?」
「ゾンビが集まってるの。何とか、逃げてきたんだけど…」
私の報告に、お兄ちゃんだけでなく、仲間達皆が驚いた。
「何だって?ゾンビ共が校舎から出てきたのか?」
「うん…。私が大きな音を立ててしまったからかもしれないけど」
「そうか…。大丈夫だとは思うが…気をつけないとな」
「…ごめんなさい」
私が不注意だったばっかりに…。
「いや、のぞみは悪くない。よく逃げてきた。怪我がなくて良かったよ」
優しい李優さんは、そう言って励ましてくれた。
今夜のこの出来事は、私の不注意が原因だと思っていた。
しかし、この日を境に、段々と状況が変わっていくことになる。
血相を変えたお兄ちゃんが、慌ててこちらに向かってくるところだった。
「のぞみ!大丈夫か?」
お兄ちゃんは私を見つけるなり、シャベルを放り出して駆け寄ってきた。
お兄ちゃん。気持ちは分かるけどシャベルを投げないで。危ないから。
「戻ってくるのがあまりに遅いから、心配したぞ」
「ご、ごめん。お兄ちゃん…」
「何かあったのか?転んだのか?怪我したのか?」
「だ、大丈夫だから」
バケツは落っことしたけど、怪我はしてないよ。…まだ。
「それよりお兄ちゃん…向こうに」
「え?」
「ゾンビが集まってるの。何とか、逃げてきたんだけど…」
私の報告に、お兄ちゃんだけでなく、仲間達皆が驚いた。
「何だって?ゾンビ共が校舎から出てきたのか?」
「うん…。私が大きな音を立ててしまったからかもしれないけど」
「そうか…。大丈夫だとは思うが…気をつけないとな」
「…ごめんなさい」
私が不注意だったばっかりに…。
「いや、のぞみは悪くない。よく逃げてきた。怪我がなくて良かったよ」
優しい李優さんは、そう言って励ましてくれた。
今夜のこの出来事は、私の不注意が原因だと思っていた。
しかし、この日を境に、段々と状況が変わっていくことになる。


