…俺はいつもそうだ。昔から。
意志が弱い。決断力がない。
自分のことを、自分で決められない。
弱い人間だ。…つまらない人間だ。
いつだって受動的に、周囲に流されるまま、自分の意見を口にすることも出来ない。
だから学校でも、いじめっ子達の好きにされている。
何をされても怒らないし、文句を言わないし。
辛いとも、苦しいとも言えない。
…寂しい、とさえ。
自分にとって耐え難い出来事が起きても、自分の力でそれを解決しよう、現状を打開しようと思えない。
慣れようとしてしまう。耐えられない気持ちも苦しみも、慣れてしまえば辛くないから。
順応して、適応して、辛いことを当たり前にして。
ずっと、そうやって生きてきた。
そして今俺は、こうして毎日、謎の悪夢に苦しめられていることさえ。
解決しようとせず、慣れようと考えてしまっている。
錐を寸前で止めてしまったのが、その証拠だ。
戦うことが唯一の解決法だと教えられたのに、それが出来ない。
そんな…弱い人間。
…だがそれは、多分、俺の気質のせいではない。
俺が、そんな風に育てられたからだ。
お前の意志など関係ない。お前に命を与えたのは自分なのだから、自分の期待に応えることだけ考えれば良い。
起きる時間、寝る時間、食べるものも着るものも、人に決めてもらう。
勉強する時間も、勉強する科目も、受けるテストも、そのテストの点数も。
何もかも、決めてもらうのが当たり前だった。
決められた通りにしなければ、俺に価値などない…。
…そう。俺にはもう、何の価値もないのだ。
価値もないのに、まだ生きている。
相変わらず、自分で決めることも出来ない弱虫のまま…。
…馬鹿じゃないのか。
いつまで従順でいるつもりなんだ。俺は。
ぐちゃぐちゃと手足を食べられながら、俺はぼんやりと虚空を見上げていた。
自分の情けなさと弱さが、つくづく嫌になる。
…どんなに頑張っても。
どんなに一生懸命頑張っても。
どんなに苦しんでも。どんなに辛い思いをしても。どんなに寂しくても。
俺が欲しかったものは、もう永遠に手に入らないのに。
意志が弱い。決断力がない。
自分のことを、自分で決められない。
弱い人間だ。…つまらない人間だ。
いつだって受動的に、周囲に流されるまま、自分の意見を口にすることも出来ない。
だから学校でも、いじめっ子達の好きにされている。
何をされても怒らないし、文句を言わないし。
辛いとも、苦しいとも言えない。
…寂しい、とさえ。
自分にとって耐え難い出来事が起きても、自分の力でそれを解決しよう、現状を打開しようと思えない。
慣れようとしてしまう。耐えられない気持ちも苦しみも、慣れてしまえば辛くないから。
順応して、適応して、辛いことを当たり前にして。
ずっと、そうやって生きてきた。
そして今俺は、こうして毎日、謎の悪夢に苦しめられていることさえ。
解決しようとせず、慣れようと考えてしまっている。
錐を寸前で止めてしまったのが、その証拠だ。
戦うことが唯一の解決法だと教えられたのに、それが出来ない。
そんな…弱い人間。
…だがそれは、多分、俺の気質のせいではない。
俺が、そんな風に育てられたからだ。
お前の意志など関係ない。お前に命を与えたのは自分なのだから、自分の期待に応えることだけ考えれば良い。
起きる時間、寝る時間、食べるものも着るものも、人に決めてもらう。
勉強する時間も、勉強する科目も、受けるテストも、そのテストの点数も。
何もかも、決めてもらうのが当たり前だった。
決められた通りにしなければ、俺に価値などない…。
…そう。俺にはもう、何の価値もないのだ。
価値もないのに、まだ生きている。
相変わらず、自分で決めることも出来ない弱虫のまま…。
…馬鹿じゃないのか。
いつまで従順でいるつもりなんだ。俺は。
ぐちゃぐちゃと手足を食べられながら、俺はぼんやりと虚空を見上げていた。
自分の情けなさと弱さが、つくづく嫌になる。
…どんなに頑張っても。
どんなに一生懸命頑張っても。
どんなに苦しんでも。どんなに辛い思いをしても。どんなに寂しくても。
俺が欲しかったものは、もう永遠に手に入らないのに。


