神に選ばれなかった者達 前編

…黒い、カーテンの中で。

シーツや枕カバーに埋もれながら、みらくはぎゅっと自分の身体を抱き締めた。

「…響也くん…」

ポツリと、俺の名前を呼び。

「…私だって、君の力になりたいのに…」

その切実な呟きが、俺に届くことはなかった。