だが、他にどうやって自分が本物だと証明すれば良いのか。
「来ないでっ…!」
案の定、全然みらくに信じてもらえない。
本物なのに偽物と間違われるって、結構切ないものがあるな。
「来たら…これ、爆発させるから…!」
「やめてくれ、手榴弾で爆殺されたくはない。…それに、この距離だとお前にも当たるぞ」
「こ、殺されるよりマシよ…!」
…果たしてそうだろうか?
「勘違いで無駄死にするよりは、一度でも相手を信じた方がマシだと思うが」
「…」
「…信じてもらえないか?」
みらくは、目をかっ開いて俺を凝視して。
それから。
「ほ…ほんとに、響也くんなの…?」
「あぁ、そうだ。…証明する手段がないのが残念だが…」
こういう時は…。…あぁ、そうだ。
本人しか知らないであろう質問をすれば良いんだったか。
「試しに、何でも質問してみてくれ。本物の萩原響也でしか知らないだろうことを」
「えっ…。そ…じ、じゃあ…その…。…私が欲しがってる、春の新作コスメの色は…?」
「サクラピンク、ローズピンク、ピンクピーチ、パールピンクの4種類だったな」
「…!凄い…!ちゃんと覚えてるんだ…!」
全部ピンク色だったし、それに。
クラスメイトの雨野リリカが、該当の化粧品を学校に持ち込んでいるのを、この目で見たからな。
「そっか…。じゃあ、君は本当に…響也くんなんだね…?」
「あぁ…。少なくとも、俺はそう思ってる。…信用してもらえるか?」
「その、妙に理屈っぽい喋り方…。…やっぱり響也くんだ」
…俺は理屈っぽい喋り方なのか?
そんな方法で本人確認しないで欲しかった。
…まぁ良いか。一応信じてもらえたんだし。
「…さぁ、手榴弾はもう収めてくれ。間違って暴発したら大変だ」
「う、うん…」
みらくは、ようやく手榴弾をウエストポーチにしまい込んだ。
…さて、それは良いとして。
「響也くん、これは一体どうなってるの?私、気がついたらここに居て…」
「…少し黙っていてくれ」
「えっ?」
俺はみらくと同じように、ベッドの下に潜り込み。
それから、みらくの口を塞いだ。
「外の廊下で、何者かの足音を聞いた」
「…!」
「ここまで近づいているかもしれない。…少し静かにしててくれ」
近づいてきているだろうか。…さっきの足音は。
扉を閉めてしまったから、廊下の様子はもう分からない。
でももし、あの足音が、この部屋を目指しているのなら…。
「来ないでっ…!」
案の定、全然みらくに信じてもらえない。
本物なのに偽物と間違われるって、結構切ないものがあるな。
「来たら…これ、爆発させるから…!」
「やめてくれ、手榴弾で爆殺されたくはない。…それに、この距離だとお前にも当たるぞ」
「こ、殺されるよりマシよ…!」
…果たしてそうだろうか?
「勘違いで無駄死にするよりは、一度でも相手を信じた方がマシだと思うが」
「…」
「…信じてもらえないか?」
みらくは、目をかっ開いて俺を凝視して。
それから。
「ほ…ほんとに、響也くんなの…?」
「あぁ、そうだ。…証明する手段がないのが残念だが…」
こういう時は…。…あぁ、そうだ。
本人しか知らないであろう質問をすれば良いんだったか。
「試しに、何でも質問してみてくれ。本物の萩原響也でしか知らないだろうことを」
「えっ…。そ…じ、じゃあ…その…。…私が欲しがってる、春の新作コスメの色は…?」
「サクラピンク、ローズピンク、ピンクピーチ、パールピンクの4種類だったな」
「…!凄い…!ちゃんと覚えてるんだ…!」
全部ピンク色だったし、それに。
クラスメイトの雨野リリカが、該当の化粧品を学校に持ち込んでいるのを、この目で見たからな。
「そっか…。じゃあ、君は本当に…響也くんなんだね…?」
「あぁ…。少なくとも、俺はそう思ってる。…信用してもらえるか?」
「その、妙に理屈っぽい喋り方…。…やっぱり響也くんだ」
…俺は理屈っぽい喋り方なのか?
そんな方法で本人確認しないで欲しかった。
…まぁ良いか。一応信じてもらえたんだし。
「…さぁ、手榴弾はもう収めてくれ。間違って暴発したら大変だ」
「う、うん…」
みらくは、ようやく手榴弾をウエストポーチにしまい込んだ。
…さて、それは良いとして。
「響也くん、これは一体どうなってるの?私、気がついたらここに居て…」
「…少し黙っていてくれ」
「えっ?」
俺はみらくと同じように、ベッドの下に潜り込み。
それから、みらくの口を塞いだ。
「外の廊下で、何者かの足音を聞いた」
「…!」
「ここまで近づいているかもしれない。…少し静かにしててくれ」
近づいてきているだろうか。…さっきの足音は。
扉を閉めてしまったから、廊下の様子はもう分からない。
でももし、あの足音が、この部屋を目指しているのなら…。


