ぽかーん、とこちらを見るみらく。
「私、何か変なこと言った?」と言わんばかり。
…言ったな。
「俺が人気者だと思ったら、それは大きな間違いだぞ」
「え、何で?」
何でって言われても…。
「響也くん、かっこ良いのに?女の子からモテモテじゃないの?」
「…よく笑われはするが、モテたことはないな…」
雨野リリカに一度、交際を申し込まれただけだな。
それに、それ以降は…。
「むしろ、クラスメイトからはいつも嫌がらせを受けているくらいだ」
「い…嫌がらせ?って、何?」
それは…。
「学校に来たら、自分の机と椅子がなくなってたり…」
「えっ…」
「机の中に、トカゲの死骸が入ってたり…」
「えぇっ…」
「ついでに、ゴミや泥なんかが詰め込まれてたこともあったな」
「えぇぇっ…」
「…あ、でも机の上に花瓶が置かれていたことがあったな。あれは俺に対する労いのつもりだったんだろうか?」
「…それも嫌がらせだよ…。テッパンのやつだよ…」
「そうなのか」
それは気づかなくて悪いことをしたな。
…って、悪いことをしたのはクラスメイトの方か。
「ってことは…響也くんは…学校で、いじめられてるの…?」
「…そういうことになるのかもしれないな」
何故なのかは分からないが。
「…ちなみに、みらくがゾンビを倒す時に使った、屋上に置かれていた机と椅子」
「へ?」
「あれも元々は俺が昼間使ってるものだったんだ。嫌がらせの一環で、クラスメイトに捨てられただけで」
「…」
そんなの知らなかった、と言わんばかりの顔。
教えてなかったからな。無理もない。
「嘘…。じゃあ私、響也くんの椅子でゾンビ、殺しちゃったの…?」
「あぁ、そうだな」
「そ…!そうとも知らず、ごめん…」
「別に気にしてないぞ」
ここはあくまで、夢の世界だからな。
むしろ、俺の椅子がみらくを救うことになったんだから、それは喜ぶべきだろう。
「みらくの武器になるなら、ずっとここに置いておきたかったんだが…。さすがに、あのままずっと床で授業を受ける訳にもいかず…」
「ゆっ…床で授業受けてたの…!?」
「学校に来たら、机も椅子もなかったから…仕方なく…」
「…タフだね、響也くん…」
え、そうか?
ないものはないんだから、仕方ないだろう。
「私、何か変なこと言った?」と言わんばかり。
…言ったな。
「俺が人気者だと思ったら、それは大きな間違いだぞ」
「え、何で?」
何でって言われても…。
「響也くん、かっこ良いのに?女の子からモテモテじゃないの?」
「…よく笑われはするが、モテたことはないな…」
雨野リリカに一度、交際を申し込まれただけだな。
それに、それ以降は…。
「むしろ、クラスメイトからはいつも嫌がらせを受けているくらいだ」
「い…嫌がらせ?って、何?」
それは…。
「学校に来たら、自分の机と椅子がなくなってたり…」
「えっ…」
「机の中に、トカゲの死骸が入ってたり…」
「えぇっ…」
「ついでに、ゴミや泥なんかが詰め込まれてたこともあったな」
「えぇぇっ…」
「…あ、でも机の上に花瓶が置かれていたことがあったな。あれは俺に対する労いのつもりだったんだろうか?」
「…それも嫌がらせだよ…。テッパンのやつだよ…」
「そうなのか」
それは気づかなくて悪いことをしたな。
…って、悪いことをしたのはクラスメイトの方か。
「ってことは…響也くんは…学校で、いじめられてるの…?」
「…そういうことになるのかもしれないな」
何故なのかは分からないが。
「…ちなみに、みらくがゾンビを倒す時に使った、屋上に置かれていた机と椅子」
「へ?」
「あれも元々は俺が昼間使ってるものだったんだ。嫌がらせの一環で、クラスメイトに捨てられただけで」
「…」
そんなの知らなかった、と言わんばかりの顔。
教えてなかったからな。無理もない。
「嘘…。じゃあ私、響也くんの椅子でゾンビ、殺しちゃったの…?」
「あぁ、そうだな」
「そ…!そうとも知らず、ごめん…」
「別に気にしてないぞ」
ここはあくまで、夢の世界だからな。
むしろ、俺の椅子がみらくを救うことになったんだから、それは喜ぶべきだろう。
「みらくの武器になるなら、ずっとここに置いておきたかったんだが…。さすがに、あのままずっと床で授業を受ける訳にもいかず…」
「ゆっ…床で授業受けてたの…!?」
「学校に来たら、机も椅子もなかったから…仕方なく…」
「…タフだね、響也くん…」
え、そうか?
ないものはないんだから、仕方ないだろう。


