何事も、何でも上手く行かないもんだな。
「…一気に燃えるもの…と言えば、ガソリンとか…?」
怖っ。
本格的な放火だな。良い子は真似しちゃいけないぞ。
悪い子でも真似するなよ。
「でも、学校にガソリンなんてあるのか?」
「…あるとは思えないな」
危険極まりないからな。
「ガソリンはないかもしれないが、灯油はあるんじゃないか?」
と、空音兄。
…灯油?
ガソリンほどじゃないが、かなりの威力はあるらしいな。
問題は、それが手に入る状況であれば、の話だが。
忘れちゃいけないが、ここは夢の中。
ガソリンスタンドもなければ、灯油の巡回販売車も来てくれない。
「何で?灯油なんて学校にあるのか?」
「え?いや、冬場にストーブに入れたり…」
学校にストーブって。
「そんな…一昔前の学校じゃないんだから…」
「え。ないのか?」
「お兄ちゃん…。最近の学校は、大体何処にもエアコンがあるんだよ。暖房装置がついてるの」
「そうなのか」
空音妹が、苦笑いでお兄ちゃんに教えてあげていた。
学校にストーブが置いてあるなんて。何年前の話だよ。
「ちゃんと暖房器具があるんだな、良かった。冬にのぞみが学校で寒い思いをしていたなら、お兄ちゃんが駆けつけて抱き締めて暖を取ってあげようかと思った」
「うん…。それはやめてね」
多分冗談だとは思うんだけど、空音兄が言うと全然冗談に聞こえないのが恐ろしい。
シスコン、ここに極まれり。
「…話が脱線してるぞ」
響也くんが顔をしかめた。
おっと、済まん済まん。ついな。
夢の中でもないと、饒舌に喋る機会がないもんで。
本題に戻ろうか。
「あんたさん、ここの校舎に昼間来てるんだよな?」
「あぁ」
「ストーブでも何でも良いから、灯油を使う機械が置いてあるのを見たことがあるか?」
「…。…ないな。残念ながら」
しばし考えて、響也くんはそう答えた。
ま、そうだよな…。
仮にあったとしても、そんな危険物、生徒の目に入るところに置いてあるとは思えない。
ゾンビが彷徨いてる校舎の中を、隈なく探すのは至難の業。
…やっぱり、灯油は難しそうだな。
ガソリンも無理、灯油も無理…ってことになると。
他に、火事を起こせそうなもの…。と言えば。
「お酒…とか、油…とか?」
「そんなもの、学校にあるとは…あ」
「…あ?」
空音妹が、何かに気づいた。
「そうだ。家庭科室なら?お酒も、油もあるんじゃないですか?」
…おっ。
「…一気に燃えるもの…と言えば、ガソリンとか…?」
怖っ。
本格的な放火だな。良い子は真似しちゃいけないぞ。
悪い子でも真似するなよ。
「でも、学校にガソリンなんてあるのか?」
「…あるとは思えないな」
危険極まりないからな。
「ガソリンはないかもしれないが、灯油はあるんじゃないか?」
と、空音兄。
…灯油?
ガソリンほどじゃないが、かなりの威力はあるらしいな。
問題は、それが手に入る状況であれば、の話だが。
忘れちゃいけないが、ここは夢の中。
ガソリンスタンドもなければ、灯油の巡回販売車も来てくれない。
「何で?灯油なんて学校にあるのか?」
「え?いや、冬場にストーブに入れたり…」
学校にストーブって。
「そんな…一昔前の学校じゃないんだから…」
「え。ないのか?」
「お兄ちゃん…。最近の学校は、大体何処にもエアコンがあるんだよ。暖房装置がついてるの」
「そうなのか」
空音妹が、苦笑いでお兄ちゃんに教えてあげていた。
学校にストーブが置いてあるなんて。何年前の話だよ。
「ちゃんと暖房器具があるんだな、良かった。冬にのぞみが学校で寒い思いをしていたなら、お兄ちゃんが駆けつけて抱き締めて暖を取ってあげようかと思った」
「うん…。それはやめてね」
多分冗談だとは思うんだけど、空音兄が言うと全然冗談に聞こえないのが恐ろしい。
シスコン、ここに極まれり。
「…話が脱線してるぞ」
響也くんが顔をしかめた。
おっと、済まん済まん。ついな。
夢の中でもないと、饒舌に喋る機会がないもんで。
本題に戻ろうか。
「あんたさん、ここの校舎に昼間来てるんだよな?」
「あぁ」
「ストーブでも何でも良いから、灯油を使う機械が置いてあるのを見たことがあるか?」
「…。…ないな。残念ながら」
しばし考えて、響也くんはそう答えた。
ま、そうだよな…。
仮にあったとしても、そんな危険物、生徒の目に入るところに置いてあるとは思えない。
ゾンビが彷徨いてる校舎の中を、隈なく探すのは至難の業。
…やっぱり、灯油は難しそうだな。
ガソリンも無理、灯油も無理…ってことになると。
他に、火事を起こせそうなもの…。と言えば。
「お酒…とか、油…とか?」
「そんなもの、学校にあるとは…あ」
「…あ?」
空音妹が、何かに気づいた。
「そうだ。家庭科室なら?お酒も、油もあるんじゃないですか?」
…おっ。


