小学校三年生の子供にとって、五万円は大金である。
いや、何歳になっても五万円は大金だけどな。
五万円なんてはした金、と言う人とは仲良くなれそうにない。
五万円あれば、好きなゲームソフトは何だって買える。何なら、ゲーム機本体を買うことだって出来る。
それでもお釣りが来る。
お菓子だってジュースだって漫画だって、無限に買える。
…いや、無限ではないけども。
でも、ほたるにとっては無限に等しかった。
あのお金を何に使おう?何を買おう?
ほたるは、わくわくと想像を膨らませた。
誰だって、五万円の副収入があったら、何に使おうか考えるだろう。
プチ旅行に行こうか、家電製品を買い換えようか。
それとも堅実に貯金するか。ずっと欲しかったバッグでも買おうか。
ちょっと美味しいものを食べに行って 良いお酒を買って、それから…。…みたいな。
それでも、その後、家族が家に帰って。
ましてや、パパが仕事から帰ってきたのを見た時は。
さすがのほたるも、ドキドキしたものだ。
バレるんじゃないかって。
だが、パパはいつも通りだった。
ほたるの家は、何事もなかった。いつもと変わらない、いつもの夜だった。
唯一ドキッとしたのは、あんまり緊張していたものだから。
ママに、「今日はやけに大人しいじゃない」と嫌味を言われた時くらいだ。
バレるんじゃないかと、一晩中戦々恐々としていたが。
その日の夜が過ぎ、朝になっても、ほたるの家はいつも通りだった。
その日の夕方になっても、夜になっても、また朝が来ても。
二日が経ち、三日経っても、ほたるの犯行がバレることはなかった。
どうやらパパも、あの押し入れの引き出しは、滅多に使うことはないらしい。
やがて、バレないままに一週間が経過して。
その頃になってようやく、ほたるは安心するようになった。
大丈夫なんだ。バレないんだ。
あのお金はもう、僕のものなんだ。
愚かにも、ほたるはそう思い込んでしまったのである。
…お前のものではないけどな。断じて。
しかし、大金に目が眩んだほたるは、お金を稼ぐことの大変さを知らないほたるにとっては。
その五万円は、まさに棚からぼた餅。
神様がくれたご褒美、のような感覚でしかなかった。
そしてついにほたるは、そのお金を使ってしまったのである。
いや、何歳になっても五万円は大金だけどな。
五万円なんてはした金、と言う人とは仲良くなれそうにない。
五万円あれば、好きなゲームソフトは何だって買える。何なら、ゲーム機本体を買うことだって出来る。
それでもお釣りが来る。
お菓子だってジュースだって漫画だって、無限に買える。
…いや、無限ではないけども。
でも、ほたるにとっては無限に等しかった。
あのお金を何に使おう?何を買おう?
ほたるは、わくわくと想像を膨らませた。
誰だって、五万円の副収入があったら、何に使おうか考えるだろう。
プチ旅行に行こうか、家電製品を買い換えようか。
それとも堅実に貯金するか。ずっと欲しかったバッグでも買おうか。
ちょっと美味しいものを食べに行って 良いお酒を買って、それから…。…みたいな。
それでも、その後、家族が家に帰って。
ましてや、パパが仕事から帰ってきたのを見た時は。
さすがのほたるも、ドキドキしたものだ。
バレるんじゃないかって。
だが、パパはいつも通りだった。
ほたるの家は、何事もなかった。いつもと変わらない、いつもの夜だった。
唯一ドキッとしたのは、あんまり緊張していたものだから。
ママに、「今日はやけに大人しいじゃない」と嫌味を言われた時くらいだ。
バレるんじゃないかと、一晩中戦々恐々としていたが。
その日の夜が過ぎ、朝になっても、ほたるの家はいつも通りだった。
その日の夕方になっても、夜になっても、また朝が来ても。
二日が経ち、三日経っても、ほたるの犯行がバレることはなかった。
どうやらパパも、あの押し入れの引き出しは、滅多に使うことはないらしい。
やがて、バレないままに一週間が経過して。
その頃になってようやく、ほたるは安心するようになった。
大丈夫なんだ。バレないんだ。
あのお金はもう、僕のものなんだ。
愚かにも、ほたるはそう思い込んでしまったのである。
…お前のものではないけどな。断じて。
しかし、大金に目が眩んだほたるは、お金を稼ぐことの大変さを知らないほたるにとっては。
その五万円は、まさに棚からぼた餅。
神様がくれたご褒美、のような感覚でしかなかった。
そしてついにほたるは、そのお金を使ってしまったのである。


