―――――――…さてお話の途中だが、ここで一つ、自分の親友の話をしよう。
まぁつまらない話だと思うが、暇つぶしがてらに聞いてってくれ。
自分…妹尾ふぁにの親友の話だ。
自分は生贄として、毎晩夢の世界に送られるようになって。
夢の中の仲間…『処刑場』の生贄仲間とも、それなりに親しくなって。
久留衣萌音とかいう異常者やら、空音いそらとかいうシスコンやら。
最近では、期待の新人萩原響也にも出会った。
彼らが生贄に選ばれた理由を、自分は知らない。
だがまぁ、彼らの話を断片的に聞いて察するに。
多分、運命の女神か、気まぐれな天使様に選ばれたんだろう。
気の毒だなぁと思うけど、それでも、自分に比べりゃマシだ。
彼らは、ただの生贄。
でも自分は、生贄の生贄だから。
最初に生贄に選ばれた奴に、更に生贄に選ばれて、生贄になった。
…え?意味が分からん?
まぁ無理もない。
これからもうちょっと詳しく話していくから、時間の許す限り、聞いてってくれ。
まぁつまらない話だと思うが、暇つぶしがてらに聞いてってくれ。
自分…妹尾ふぁにの親友の話だ。
自分は生贄として、毎晩夢の世界に送られるようになって。
夢の中の仲間…『処刑場』の生贄仲間とも、それなりに親しくなって。
久留衣萌音とかいう異常者やら、空音いそらとかいうシスコンやら。
最近では、期待の新人萩原響也にも出会った。
彼らが生贄に選ばれた理由を、自分は知らない。
だがまぁ、彼らの話を断片的に聞いて察するに。
多分、運命の女神か、気まぐれな天使様に選ばれたんだろう。
気の毒だなぁと思うけど、それでも、自分に比べりゃマシだ。
彼らは、ただの生贄。
でも自分は、生贄の生贄だから。
最初に生贄に選ばれた奴に、更に生贄に選ばれて、生贄になった。
…え?意味が分からん?
まぁ無理もない。
これからもうちょっと詳しく話していくから、時間の許す限り、聞いてってくれ。


