「那由ちゃん♡ ジュースのおかわりいかがですか?♡」
さっきから、どうしてミクちゃんは猫なで声ですり寄ってくるんだろう?
そんな近しい仲になった記憶はないのにイベントが終わってからずっとこんな調子で、キャバクラとかってこういう感じ?とか思うぐらいの接待ぶり。
「あ……まだあるから、うん、大丈夫だよ~」
「フフッ♡ ねー那由ちゃん♡ 今日ね、すっごくかっこよくて私、キュンとしちゃった♡」
「えっ? そう?」
「フフフ♡」
キュンとさせた覚えはないし、ていうかむしろ必ず戻るって約束も結果的に破っちゃって恨みこそすれこんな風に好かれる理由が分からない。
どの辺がかっこよかったのかも本当にわからないけど、彼女のツボをおしてしまったみたいだ。
「あの……ちょっと離れられる?」
「無理♡」
「っ……わ〜」
ニコニコ笑うミクちゃに、私は作り笑いを返す。
こうしてくっつかれるのは別に嫌じゃないけど、性別を隠してる手前、特定の人と仲良くなるのをなるべく避けてる私としては、ちょっと困る。
とはいえミクちゃんを逃走中のとき見捨てちゃった罪悪感も手伝って、無下にはできない。
さっきから、どうしてミクちゃんは猫なで声ですり寄ってくるんだろう?
そんな近しい仲になった記憶はないのにイベントが終わってからずっとこんな調子で、キャバクラとかってこういう感じ?とか思うぐらいの接待ぶり。
「あ……まだあるから、うん、大丈夫だよ~」
「フフッ♡ ねー那由ちゃん♡ 今日ね、すっごくかっこよくて私、キュンとしちゃった♡」
「えっ? そう?」
「フフフ♡」
キュンとさせた覚えはないし、ていうかむしろ必ず戻るって約束も結果的に破っちゃって恨みこそすれこんな風に好かれる理由が分からない。
どの辺がかっこよかったのかも本当にわからないけど、彼女のツボをおしてしまったみたいだ。
「あの……ちょっと離れられる?」
「無理♡」
「っ……わ〜」
ニコニコ笑うミクちゃに、私は作り笑いを返す。
こうしてくっつかれるのは別に嫌じゃないけど、性別を隠してる手前、特定の人と仲良くなるのをなるべく避けてる私としては、ちょっと困る。
とはいえミクちゃんを逃走中のとき見捨てちゃった罪悪感も手伝って、無下にはできない。



