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体育の授業が終わってすぐ、私は体育館のトイレに寄った。
教室に戻ろうとしたタイミングで、暑くて脱いだ長袖ジャージを中に忘れてきたことに気付く。
「あー、戻んなきゃ」
ため息混じりに独りごちて踵を返す。
昼休みが始まったので、もう体育館に残る生徒はいないはず。
体育館の扉を開けると、体育の先生がなにか慌てた様子で出てくるところだった。
「あ、三条いいところに! 急用ですぐ職員室に行かなくちゃいけなくてな。 悪いんだけど残りのボール片付けやって体育館の鍵閉めといてくれないか!?」
そう言われて見渡すと、体育館にはかなりの量のバレーボールが転がっている。
この量を、一人で……?
「体育委員の仕事だったんだけど逃げられちまって……。 頼むよ三条……!」
先生はこのとおり!と私に手を合わせる。
体育の授業が終わってすぐ、私は体育館のトイレに寄った。
教室に戻ろうとしたタイミングで、暑くて脱いだ長袖ジャージを中に忘れてきたことに気付く。
「あー、戻んなきゃ」
ため息混じりに独りごちて踵を返す。
昼休みが始まったので、もう体育館に残る生徒はいないはず。
体育館の扉を開けると、体育の先生がなにか慌てた様子で出てくるところだった。
「あ、三条いいところに! 急用ですぐ職員室に行かなくちゃいけなくてな。 悪いんだけど残りのボール片付けやって体育館の鍵閉めといてくれないか!?」
そう言われて見渡すと、体育館にはかなりの量のバレーボールが転がっている。
この量を、一人で……?
「体育委員の仕事だったんだけど逃げられちまって……。 頼むよ三条……!」
先生はこのとおり!と私に手を合わせる。



