クラス女「キャー!!!!鬼神の方々がいらっしゃたわ!!!!」

やっぱり鬼神だ。てかうるさ……。あんなヤツらのどこがいいんだか。

ああ、憎い顔が一気に集まった。

鬼神が私の近くに来る。
私はできるだけ俯く。

鬼神が私に気づいた。

?「おや、転校生ですか?」
こいつは誰だったっけ?
…ああ確か稲垣晴馬、だっけ?
くそ真面目だったから印象に残ってる。鬼神の副総長だ。

?「えっ転校生!?嬉しいー!」
なんて呑気に喜んでるヤツは杠武。
どうせ私の正体を知ったら喜ばないくせに。

?「……ちっ、女か……。俺には関わるなよ。」
コイツは葛西彰。会話からわかる通り、大の女嫌いだ。

?「これからよろしくな!俺達は鬼神っていう
  暴走族の幹部だ。
  この真面目なヤツは稲垣晴馬。副総長だ。
  で、うるさいのが杠武。
  そしてコイツが葛西彰。女嫌いだから
  あまり近づかない方がいいぞ。
  で、俺が秋葉原健だ。総長だぞ!」

なんて不要な自己紹介をしてくれた鬼神の総長。
ああ、ほんとムカつく。

今すぐ顔を見せてコイツらの怒った顔が見てみたい。

でも自分から見せてもなぁ。
鬼神が顔を見せてというまでは見せるつもりはない。

武「ねえ君!名前は?顔、何で隠してるの?」

一気に質問しないで!

でもやっと名前と顔を聞いてくれた。
見せてあげる。憎くてたまらないだろう私の顔をね。

由衣「私の名前は松枝由衣。
   鬼神のみなさん、お久しぶりです。」

私はそう言ってフードを脱ぐ。

鬼神「っっ!!!!!!!!!!」

驚いてる驚いてる。

目が驚きから憎しみに変わってる笑

健「お前は……!何でここに来た!!!」

決まってるでしょ~?あなた達に復讐するためだよ。