柴センセイが席指した席につく。
窓側だから日当たりがよくてなかなかいい席ね。

そんなことを考えていると、

ガラガラッ

教室のドアが開いた。

こんな時間に教室に入ってくるヤツなんて遅刻しているヤツ以外いない。
つまり、今入ってきたヤツは鬼神だ。

ヤバい。平常心を保とうとしても、どうしても鼓動が速くなる。
フードで顔を深く隠す。

どうせすぐバレるけど、このニヤついた顔を見られるわけにはいかない。

ああ、やっと復讐のスタートラインに立てた。