陽はずいぶん長くなり、夏がそこまできているようにも思えたけれど、陽が暮れると気温は下がり寒暖差の大きな日が続いていた。天気の悪い日が多く、今日も小雨が降っている。
「最近雨ばっかりだね」
日曜日の『有楽』で、ガラスのドアを見ながら今井が言った。
「そうですね。明日は晴れるみたいだけど」
私はそう答えながら開店の準備をはじめた。準備といってもさほどすることもない。清掃は夜間に済ませてあるのでパソコンの電源を入れ、カウンターの埃を払うくらいだ。
「一人暮らしはもう慣れた?」
「はい。快適です」
そうなんだ、と笑う今井に家の場所を教えると、意外に家が近く2人で驚いた。
天気の悪い日は忙しい。
開店と同時に次々来店者が続き、ずっと満室だ。学生と思われる若いお客が多く、私も高校時代さゆりとよく行ったなと思い出した。
一人暮らしをはじめてから彼は毎日泊まりにきた。そのこともあり、さゆりと会う機会はどんどん減っていった。
私は1分でも長く彼と居たかった。こんな日が永遠に続けばと思うくらいに彼が大好きだった。
「最近雨ばっかりだね」
日曜日の『有楽』で、ガラスのドアを見ながら今井が言った。
「そうですね。明日は晴れるみたいだけど」
私はそう答えながら開店の準備をはじめた。準備といってもさほどすることもない。清掃は夜間に済ませてあるのでパソコンの電源を入れ、カウンターの埃を払うくらいだ。
「一人暮らしはもう慣れた?」
「はい。快適です」
そうなんだ、と笑う今井に家の場所を教えると、意外に家が近く2人で驚いた。
天気の悪い日は忙しい。
開店と同時に次々来店者が続き、ずっと満室だ。学生と思われる若いお客が多く、私も高校時代さゆりとよく行ったなと思い出した。
一人暮らしをはじめてから彼は毎日泊まりにきた。そのこともあり、さゆりと会う機会はどんどん減っていった。
私は1分でも長く彼と居たかった。こんな日が永遠に続けばと思うくらいに彼が大好きだった。
