この日あたしは
早く涼ちゃんに
会いたくて、


そればっかり
考えて、


早く、早く行かないと


そんなことばっかり
考えてた。


あたしがいつも待つ
信号の向こうには
涼ちゃんがいた。


「あ、涼ちゃん!」


ここまで来て
くれたんだっ!


あたしは嬉しくて
信号なんか気にも
してなかった…