ーーー ーー ー 夢を見た その夢は いつもの夢とは違っていて 真っ白い世界 もう一人の俺は幼い頃のままなのに、何故か俺だけ大人の姿 戸惑いながらも、もう一人の俺を見ると 『もう これ以上、自分を責めるな。お前のせいじゃないから…俺の分まで幸せになれよ』 ふわりと柔らかく笑うと、座ったままの俺を優しく抱きしめた 震えながらも、その小さな背中に腕を回すと最後の言葉を残してスーッと姿が消えて失くなった 『もう自由になれ』 ハッとして夢から覚めると、溢れ出た涙で枕が濡れていた