昨日、『昔の話しをするな』って言われたばかりだから何も言わないけれど、懐かしさと嬉しさで胸がいっぱいになった 「そう言えば、何で一人暮らしなの?」 疑問に思った事を そのまま口にし、おにぎりを頬張る彼を見た すると、汐月の表情は一変した あまりの変わりように戸惑った私は、聞いてはダメだったんだと気付いたけれど もう遅い 暗い表情になった汐月は、黙ったまま もう笑顔を見せる事はなかった