「一人暮らししてんだね。もう夜ご飯食べたの?」
「……いや、食ってねえ。さっき買いに行った時、買いそびれたから」
買いそびれた原因は、もちろん私なんだろう…
そんな汐月に対して、私は…
未だに手にしっかり持っている袋に視線を落とした
どんだけ食い意地が張ってんのやら…
自分に苦笑いしながら、袋の中身を覗き込んだ
「私もまだなんだ。おにぎり…鮭とツナマヨと明太子…ちょっと潰れちゃってるけど味に問題はないから。それとサンドイッチにカップラーメン二つと……あ。お菓子もあるよ!一緒に食べよ?」
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