周りからの視線が痛くって、汐月の胸に顔を埋めていると、いつの間にかレトロなアパートの一部屋へ入った 痛みを気遣ってか静かに私をベッドに寝かせると無言のまま引き出しから湿布を取り出し、私の服を捲(まく)った それまで成されるがままだった私は、我に返ったかのように慌てて捲くられた服を戻す 「ち…ッ、ちょっと待って!何してんの!?」 顔が熱い 叩かれた頬よりも真っ赤な顔であろう私は、汐月にストップをかけた