トンッと背中に当たる温かな温もり 一瞬、何が起こったのか分からなかった 「あ?何だ、てめぇ。部外者は引っ込んでろや!!おら、行くぞ」 そう言いながら私の腕を掴もうと男が手を伸ばした時、私を庇っていた腕が その男の腕を掴み捻り上げた 「ーーーゔッ」 男は痛みに顔を歪めた すると、助けてくれた人が 私を背中に隠すように前に出ると勢いよく その男を突き飛ばした その背中は見覚えがあった