❁live your life❁



学生にとって親がいない数日間は、天下取ったみたいに嬉しいものだ



昼ご飯は適当に食べ、夜ご飯は何を食べようかと考えながら学校から出された少し多めの宿題を全て終わらせた



気が付けば 既に日は沈んでいて外は真っ暗で空には星が瞬(またた)いている



「もう21時か。何か買いに行くかな」



こんな時、聖奈の連絡先を聞いておけば夕食を一緒に食べれてたかもしれないのに…馬鹿な私は連絡先を聞くのを忘れていた



「一番、重要な事なのに…何やってんだか」



自分自身に呆れ果て、一人寂しく夕飯の買い出しに出掛けた