その瞬間 海月は私を力強く抱きしめた 「珠希…。年をとって老いて死ぬ、その時まで隣に居てくれないか?俺と共に生きてくれ」 海月の言葉は、まるでプロポーズみたいで… 「うん。私も、海月とずっと一緒にいたい。死ぬまで側にいさせて」 私と海月しかいない海で、二人だけの誓のキスをした それを祝福するかのように夕日が海に落ちる瞬間、最後の光を放ち水面を照らしていた