❁live your life❁


あぁ


私、苦しかったんだ…気持ちを吐き出す事が出来なくて


何だ…そっか……


いつの間にか止まらなくなった涙は海へと落ちていく


このくらいで泣くつもりもなかった


なかった筈なのに…


アンチ君の指先が私の目元をそっと撫でた後、その手が背中に周り私を優しく抱きしめる


「そんなに苦しいなら、そんな恋やめてさ。俺にしとかない?大切にするから」


耳元で囁かれた言葉は波の音と混じっていて…