一人っきりになった公園は、波の音が響き渡る程 静かで、まるで私だけが過去に囚われ 取り残された感覚になる ジワリと涙が込み上げてきて、溢れ落ちそうになった 「はぁ…」 大きく息を吸って、涙が落ちないように空を見上げた その空は あの頃と同じようにオレンジ色に染まっていて一番星が輝き始めていた