❁live your life❁



必死な私の姿を見た警察官は優しく微笑んで、頷いた


「落ち着いて、君が言う未解決事件はよく知っている。当時、私が担当してた事件だからな。もし、君が言っている事が事実だとしたら、事件は解決出来る!今すぐ鑑識に回すように手配するよ。証言感謝する」



それを聞いた瞬間、緊張の糸が切れたのか涙が溢れてきて止まらなくなった


「汐月……」


私は制服を着た警察官に支えられて駐車場まで戻って来た


丁度、そこに救急車が到着し慌ただしく担架を持って階段を降りて行った


私は救護班の人と一緒に海月が来るのを待った