❁live your life❁


ギュッと目を閉じ、やがてやってくるであろう痛みに歯を食いしばった



でも、痛みはなかなかやってこない


そっと目を開けてみると目の前で警察官に腕を抑えられ、動きを止められていた



ホッして力が抜けて崩れそうになるけれど、汐月の安否が気になって足に力を入れる


まだ、終わってない!



「あ、あの!向こうの方に、まだ人がいるんです!汐月……いえ、海月を助けて下さい!!」



警察官に保護された私は、その手を振りほどき捲し立てるように指を指しながら話した