外灯の明かりに照らし出されたのは私と一緒にいた金髪の男だった その男は、私を見るなり胸ぐらをつかんで凄い剣幕で怒鳴った 「お前!!!通報しやがったな!!?」 「……っ!!」 恐怖で言葉が出てこない ガタガタと震えて立ってる事さえ出来ず、ふらついて背後にある塀に背中を預けた 男は未だに胸ぐらを掴んで離さない その間もサイレンの音は近づいてくる 「っクソが!!」 苛立ちを隠す事なく、男は拳を握りしめ私に向かって突き出した