そうしている間に、殴り合う生々しい音はいつの間にか消えていて、静まり返った空間には川が流れる音だけが響いていた 汐月… 一体どうなったのか気になるけれど、下手(へた)に動いて汐月の足を引っ張ったらと思うと足が地面に張り付いて動けない そんな時、パトカーのサイレンが聞こえてきた 音は次第に近づいてくる 良かった、これで助かる ホッとしたのも束の間 「逃がすかよ!!」と汐月の声が聞こえた後、誰かがこちらに勢いよく走ってくるのが見えた