聖奈と二人で決めたアクセサリーは、シルバーのネックレス
景親君とお揃いのネックレスで、見た目がちょっとゴツい感じだけど二人が着(つ)けたら きっと似合うだろう
すると丁度そこに、この前 会った人達と一緒に景親君が出てきた
その中には汐月の姿もあって、私に見向きもせずに帰っていく
既に挫(くじ)けそうな私の背中を聖奈がバチンッと思いっきり叩いた
「いったーーー!」
拍子に叫んだ私に向かってガッツポーズをして見せた
「当たって砕けろ!頑張れよ、珠希」
「うん!ありがとう。じゃあ、またね。バイバイ」
そう別れを告げて、ジンジンと痛む背中を擦りながら遠ざかっていく汐月の背中を追いかけた



