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「ねぇ、パパ!!ママ!!海月と汐月のパパとママに引っ越さないでって お願いして!」
突然のお別れ宣告に納得が出来ず、私は帰るなり両親に駄々をこねた
「珠希、それは出来ないお願いだよ。家庭には、それぞれ事情があるんだ。だから他所(よそ)様が口出しする事は出来ないんだ」
「そうよ。それに離れたって 一生、会えないわけじゃないでしょ?汐月君と海月君は珠希のお友達だから、大人になったら会いに行けばいいじゃないの」
そう両親から説得されたけれど、私は気持ちが追い付いてこなくて一晩中 泣き続けた



