「よく見りゃ、お前。あん時のガキか?こんな偶然あるか?普通よぉ」
そう言ってゆっくりとした動作で俺の肩に腕を回して耳元で囁いた
「あん時、お前の身代わりになったガキ。このバットでボコボコにしてやったぞ。面白いくらい泣き叫んで漏らしてたぜ。まぁ、最後は気絶したから川に沈めてやったけどな」
自慢気に、そして少しも悪びれる事なく笑ってるこの男は狂ってる
バットが当時のものならば、物的証拠だ
こんなチャンス二度とない
汐月の為にも何としてでもコイツだけはこの手でっ!
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