❁live your life❁



「汐月、ゴメン」



「気にすんな。お前だけじゃなかったのが幸いだ」


私達を後部座席に乗せ、車はゆっくりと発進していく

 
「いつもの所に行こうぜ」



不安と恐怖が私を支配していく中、汐月がそっと手を握ってくれて少しだけ安堵する



外の景色は遮光フィルムが貼られている為、全く見えず何処を走っているのかも解らない


暫くして車は停車した