「汐月。海月と一緒に会いに来たよ」 両手を合わせて目を閉じる 幼い頃の汐月と海月の姿を思い出しながら、想いを馳せる そっと目を開いて隣の彼を見ると、ひと粒の涙を流した 「海月…、また一緒に会いに来ようね」 「そうだな」 次、会いに来る時は 家族みんなで来れたらいいね そんな想いを込めて汐月の手を握った