きっと聖奈だって感じる事があるはずだ、幼馴染の景親君に対して
あれは間違いなく汐月だった
だからこそ思う、海月は?
家族、皆でこっちに帰ってきたの?
沢山 話したい事がある、聞きたい事がある…
この空白の時間を埋めたいのに…
なのに…それすら許してくれないなんて
「まぁね。珠希が言ってる事は分かる。んで?珠希は、このままでいいって思ってんの?」
その言葉を聞いて、いつの間にか俯いていた顔を上げ勢いよく横に振った
「いや!このまま終わってしまうなんてッ」
「なら、答えは出てんじゃん。後は実行するだけっしょ!」
ニッと笑う聖奈の顔が眩しくって、思わず目を細めた



