駅から暫く歩いて見えてきた住宅街の一角にあるマンションの前で足を止めた 「こ……ここ?」 「あぁ。ココの6階」 見上げると首が痛くなりそうな高層マンション 地方って言ってたから、もっと田舎に近いのどかな所だとばかり思っていた 落ち着いていた私の心臓が、また五月蝿(うるさ)くなる エントランスに行きカードキーをタッチしてマンション内へと入った ピンポンと呼び鈴を押す 「はい」と言って顔を出したのは汐月と海月の母親だった