❁live your life❁


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「珠希、起きろ。着いたぞ」



「ん…」



いつの間にか寝てたみたいで、目が覚めたら福岡に着いていた


慌てて荷物を手に持ち、電車から下りて地下鉄に乗り換え、汐月が暮らしている街へとやって来た



「ここから歩いてすぐだから」




「ちょっと待って。何か、緊張してきた」



久し振りに再会する事もあって、想像以上に緊張している



「俺の親に緊張なんかしなくていい」



少し困ったように笑って、そう言うと私の手を取り、ゆっくりとした足取りで駅を出た