❁live your life❁



「ねぇ、汐月…」


そう名前を呼ぶと、どこか淋しげな瞳が私を捉えた


「汐月が今何を抱えているのか、私も知りたい。知った上で、汐月の力になりたいって思ってる。だから、私には弱音吐いていいんだよ?」



少しでも汐月の心が軽くなるように…力になりたい


汐月は少し驚いた顔をしたけれど、ちょっと困った顔で首を振った



「サンキュ、でも平気だから。こうして珠希が隣に居てくれるだけで俺は平気。……でも、聞いてくれるなら弱音は吐く」



いつの間にか繋がれた手を離さないように力強く握りしめた