もう、ボロボロになってしまった双子の写真を手にした 涙で歪む視界の中で、写真の中の汐月を見つめる 「私ね……私もね、幼馴染がいるんだ。双子の男の子。毎日、飽きもせず三人で……。いつも一緒にいたんだ。当時の私は、この関係が ずっと続くんだって思ってた」 そう話し始めた私の隣で聖奈は、ただ黙って…時々 空を仰ぎ見ながら聞いてくれた 幼い頃の大切な思い出