パラソルの下、二人で肩を並べて 暫く海を眺めながら波の音を聞いていると少しだけ気持ちが落ち着いてきた 「そう言えば、弥生ちゃんは?」 彼女(?)がまだ、こっちに居るとしたら一人にして大丈夫なのかと今更ながら心配になった 「あ〜。アイツは一昨日帰った…っていうより帰らせた。本人は夏休みいっぱい泊まるつもりみたいだったけどな」 そう言って、汐月は私から視線を外し海へと向けた時、彼の携帯の通知音が鳴った