水着に着替えた汐月は壁に体を預けて海を眺めていた
パーカーの隙間から見える汐月の体は、見た目は細いのに しっかり筋肉がついていて、何かちょっとエロい
そう感じるのは私の気のせいだろうか
どうしよぅ……目のやり場に困る
目を白黒させてると、汐月が少し離れた所にいる私に気付いた
「似合ってる」
柔らかく微笑んだ彼は私の頭を、そっと撫でた
ヤバい!何か色々ヤバい!!
先程からバクバクと心臓が早鐘を打つ
自分の中の何かが溢れそうになるのを感じた私は、それを誤魔化すように汐月の手を取って砂浜へ足を踏み入れた



