一人ではしゃいでるアイツは、高校に行っていない



もちろん原因は性同一性障害、男子制服に袖を通して『男』として通うのが苦痛だったのだろう


親と相談して今は専門学校に通っているそうだ



さぞ弥生の両親も驚いた事だろう
俺が親だったらぶっ倒れそうだ



「おい、もういいだろ。帰るぞ」



「え〜、もう少し」


駄々をこねる弥生を引きずってアパートに向かった