チュン、チュンと鳥の囀(さえず)りが意識を浮上させる



カーテンの隙間から差す光に思わず目を細めた



「ねぇ、今日。須藤が通ってる学校に行ってみたい」


カーテンを開けながら振り返る彼女は普段の明るさを取り戻していた



「……まだ眠い」


枕に顔を埋めると 直ぐに意識は落ちていった