幼い頃から弥生は自分に違和感を抱いていたのは知っていた
その違和感が何なのか気付いたのは中学生になってから…
誰にも相談出来ずに泣いているコイツを俺がたまたま見かけて話しを聞いてやってカミングアウト
だから俺は、ありのままの弥生でいればいいと否定する事なく受け止めた
でも、恋愛はまた別の話だ
「弥生、これだけはハッキリしておく。悪ぃけど、お前が例え女だとしても好きになる事はない!」
男にしては細いその肩をグッと押し距離をとった
「何で?あの子が幼馴染けん?でも、そいは私も一緒やん。私 須藤の事、諦めきれんもん」
そう言って、弥生は泣き崩れた



