❁live your life❁



「汐月…その……、聞きたい事があって」


 
伺うように汐月を見ると柔らかい笑みを浮かべ、私の頭をそっと撫でる



「弥生ちゃん……とは、ただの友達?それとも…」


彼女だったりするの?



そう聞こうとしたけれど



「安心しろ。珠希が思ってるような感じじゃねえよ」


「それって……」



はっきり言ってくれなきゃ分からない



ベンチの背もたれに体を預けて、天を仰ぐ汐月を見つめた



「あいつ、男だから。珠希が心配するような事はない」




「………………………ん?」