いつの間にか立ち止まった私に、聖奈は心配そうに振り返った 「珠希…平気か?」 そう言ったのは景親君だった 「う、うん。平気!大丈夫!!」 そう言いながらも、気まずさで立ち止まった足は なかなか前に進まない 「ねぇ、カゲチー。先に行ってくんない?ウチら、今日は学校サボるわ」 そう言うと、聖奈は私の腕を掴み反対方向へと歩き出した 「へ?あの、聖奈?学校…「黙って付いてきな!」ッはい!!」 有無言わせず連れ去られた先は、学校近くの公園だった